新年4日目です。
明けましておめでとうございます!
昨年末から3年程前に書いたオリジナル・チューンをもっと良くしようと手直し、アレンジしていますが、作っていた曲の最初の12小節まで残して作り直すハメに陥りました。
もとはライブ等で一曲目に持ってくるいい曲がないかと思って作った曲なのですが、アドリブのパートが多過ぎてなにか雑な落ち着きのない感じがしていました。
演奏する時、最初にどの曲を弾くのかを考えます(もちろん僕の場合は、です)。
ゆったりとしたバラード系やステファン・グロスマンが初来日した時に「緊張するので1曲目は速い曲を弾くほうが落ちつくんだ」と言っていたように人それぞれです。
ギターの場合、ステージではまだ指が温まっていないので1曲目はゆっくりとした曲の方が演奏し易いと思われそうですが緊張しながらバラード系は意外と難しい、と思っています(もちろん僕の場合は、です)。
そういえばJohn Renbournも「Sweet Potato」からよく始めていました。
で、今書いている、と言うかアレンジしているのは♪=200位の速さのブルース系のパッセージを持つ曲です。少し速目のテンポなので指が温もるのも早くなるので2曲目から丁寧に弾けそうです(もちろんこの1曲目も丁寧に弾きますが)。
とまあ、ホントはそんなに深く考えているわけではありませんが、最初の曲をゆったりとしたバラードで始める人は渋い!僕はまだまだ修練中。
この曲ですが、以前に書いた楽譜を探してアレンジしているのですがタイトルが書いていない!
ライブで数回は弾いたはずなのに僕自身も覚えていない!(まだまだそんな歳ではない!)
で、あらためてタイトルも考え中。
これが結構悩みます。歌詞を持つ曲の場合ならその詞からイメージして付け易いと思うのですが、インストの場合はその曲の雰囲気、曲想から考えるので少し漠然としています(僕の場合は、です)。
自分の書いている曲なのでタイトルを好きなように考えるのも楽しいのですが。
ブルースのパッセージを持ち少しジャズのエッセンスを加えたインスト・チューンなのですが、ここ数年の間よく読んでいる「素粒子学」から『dawn quark』とするか?
・・・なんのこっちゃ、と言う気もするけど。
-----2015/01/04広岡祐一・記-----
数ヶ月前から曲を書いています。
そこで思ったのは他のギタリストの方がオリジナル曲を作っている時、
どういった方法で残しているのか?と。
僕の場合は五線紙に音符と弦とポジションを表すTAB(タブラッチャ)譜を
同時に書いています。とくにギターのチューニングを変えている時はこの
TABはありがたい記譜手段です。
以前知り合いにいたギタリストのひとりは、その都度覚えながら曲を作り、
音符もTAB譜にも書いていません。実は音符の読み書きが全く出来ない
事もあるのですが、驚く事に耳コピも何にもメモさえしなくて弾いていました。
曲を作るのに楽譜を書いていくメリットは、浮かんだメロディ等をその時に
覚える必要がありません。それと、自分の曲なので時間をかけてもっと良い
曲にしようと思った時にも楽譜に残しておくといつでも見直すことも容易です。
メモ程度でも、自分さえわかればいいのでとくに音符にする必要もないと思うし、
それに楽譜の読み書きが出来るのとオリジナル曲を作るのとは全く違うので、
例え初見演奏が得意でも自分で曲を作れない人は多いようです。
作曲方法に決まりもありません。
歌詞のある曲なら、歌詞を先考えてメロディを後から付ける人、逆にメロディが
先に浮かび歌詞をそのメロディに乗るように考える、コード進行を先に考える…
など様々な方法、やりかたがあるので自由気ままに作ればいいだけです。
オリジナル曲は誰でも鼻歌程度から作れるのですがそれを聴いた他人が感動
するような曲はやはり簡単には出来ないです。もっとも他人に聴かせるために
作っているわけでなく、まず自分自身が楽しめるのかが大事ですが。
PCの音楽ソフトにはマイクで鼻歌を記録した後に自動で音符に変換し「ジャズ風」
「J-POP風」「演歌風」等に簡単にソフト側でアレンジするのも売っていますが、
やはり人が作る曲とは違うモノに聞こえてしまいます。まあ、面白いと言えばそう
なのですが、こんなのを自動化する必要があるのか疑問。そのうちに色々な言葉
や単語を入力すればPCがそれを適当に繋いで「ミステリー風」「エッセイ風」「時代劇風」
とかの小説を書いてくれるソフトが出るかも…ひょっとすれば出ている?
・・・でもこれはおもしろいか。
今、曲を書いているのですがKEYが「F#」。
アコースティック・ギターでの弾語りでKEYが「F#」なら多くの人は2フレットにカポタストを付けてコード・フォームを「E」で演奏する場合が多いと思うのですが、僕の場合はインスト・チューンなので「唄う声の高さに合わせてカポを2Fに付けてコードをE」ではなくカポを着けずにF#がKEYの曲です。
国内や外国のA・ギタリストのいろいろな曲(弾語りも含めて)を聴くとやはりこのギターに使われるKEYがよく似ているように思います。昔のフォークの時代からギターを持って曲を書くと「C」「G」「A」「E」「D」・・・、マイナーKEYでは「Em」「Am」が多いように思います。
これはその楽器の弾き易さ(A・ギターなら押え易いコード・フォーム)に関係あるのと、各楽器の特性(例えばサックスなら「Bb」「F」KEYが多いです)も関係があるのではないでしょうか?だからピアニストが作った曲をそのままコードをギターにアレンジすると普段ギタリストから見るとあまり使わないようなKEYで戸惑う事もあります。
で「F#」のKEYですが「#シャープ」の多い事!
「ファ#」「ド#」「ソ#」「レ#」「ラ#」「ミ#」と6個もシャープが付くので大変です。でもこのKEYで作るとおもしろい響きが出るので是非に最期まで見捨てずに作って行きます。曲のジャンルというかタイプはブルースです。