Davy Graham所有していた(過去形で書くのは寂しい…)ギターで一番印象深いのはやはりギブソンのJ-50だと思います。衝撃的なアルバム「folk blues and beyond...」で初めて聴いたのが1980年頃ですがそのギターの音色にも驚きました。それまでギブソンJ-50はJohn Renbournの“あの音”でどうぢても手にしたいギターのトップだったのですがJohn自身もDavyの影響を多く受けているのがよくわかります。
去年の暮れに突然逝ってしまったDavyですが、2005年には“Fylde/ファイルド”を弾いていたようです。このFyldeはマーチンやギブソン程の知名度はありませんが、僕はこのFylde社が1975年頃に「The Fylde Guitar」のタイトルで発売されたLPレコードを持っています。Fylde社のギター工房の写真がジャケットで、収録が各ブリティッシュ・フォーク・ギタリストのインストが録音されている、言わば宣伝用のアルバムです。ここでジョン・レンボーンとゴードン・ギルトラップのデュオが1曲収録されているのですが、このふたりのプレイを聴けるのはこれだけです。
このFylde社のギターはDavyの最後のアルバム「Broken Biscuits」のジャケットで写っていますが、このギター・メーカーのスタッフが彼のファンで、この時期ステージから遠ざかっていたDavyを再びステージに、と計画したようです。
あとこれは全く知らなかったのですがマーチンからDavyのシグネクチャー・モデルが限定で発売されていました。それもネット限定で、モデルは「OM Davy Graham Martin Signature Guitar」。現在入手可能なのかわかりませんが調べてみるつもりです。
ただネット限定、OMモデルなので価格は50万前後だろうと思うので購入は難しい…な。
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