バッハとフォーク・ソング
J.S.Bachが好きで何曲かをソロ・ギターにアレンジしていますが、作品の多くは教会用の宗教音楽になります。と言ってもキリスト教プロテスタントでなければ作品を理解出来ないとは思わないしFuga等の器楽曲は純粋に気に入っています。それにカンタータや受難曲、コラール等の歌詞を理解する事は非常に重要だと思いますが、クリスチャンでなくてもBachはやはり偉大な音楽家であるのは周知の事実(アリアの旋律のその美しいこと!)。
で話は変わって(替わる?代わる?・・・未だにどの漢字かわからん)、
教室ではご同輩の中でブルースやインストが好きな方が多いのですが、60年代~70年代のあの“フォーク・ソング・ブーム”の頃の曲を弾きたい、歌いたい、弾き語りを今いちどやりたい!と企てている方が増えて来ているようです(世間の各音楽教室入会希望者の中にも)。
で、
あの(何度も“あの”を付けたい)“フォーク・ソング・ソング・ブーム”当時の曲を楽譜にしようと思い、それではまず最初の曲はやっぱり「バラが咲いた」からやな、と。
で、
唄のメロディを音符に書き始めると・・・? はっきりと旋律を覚えておらん!
歌えと言われれば歌えるけど微妙に適当な箇所がある。
ここのメロディは・・・いや、こうか?ちゃう・・・、これか?あ?
ならばネットで「バラが咲いた メロディ 楽譜」で検索一発!
歌詞とコードはいくらでも出てくるけどメロディ譜は買え!と。
まあ、当然、当たり前の事で、著作権がある楽譜を権利保有者に無断でネット上に好き勝手に公開出来ないのでしかたがありません。
で、
自宅に保存(?)している60年代~70年代のあの頃の音楽雑誌から探す。
早速何冊目かにこの曲が掲載されているのを見つけた!
で、
ページをめくると歌詞とコード・ネームだけやん。まあ、当時は音符の読み書きがさっぱり出来なかったのでこれだけで充分だったのですけど。だいたい好きな歌なんてレコードやラジオで何回も聞いているうちに覚えてしまうので音符はそれほど必要とは思わなかった。まさか将来、音楽を生業にするとは思ってもいなかったし。
今思い出したのですが、この曲はギターを生まれて初めて弾き始めて(早口言葉か?)最初の難関難問であり、行く手に立ちはばかる巨人「F」コードが出てきます。ので多分当時僕はこの曲は弾いていなかったはず。つまり「F」コードが鳴らせなかった。
この畏怖さえ感じる怒涛の「F」コードでギターを弾くのをあきらめたご同輩の方が多いのはまず間違いない!
と、こんな事を書くのなら割と更新は出来る。
-----広岡祐一記/2015/01/15-----
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