寝付きの悪い夜は好きな本を読むにかぎります。
もっともほぼ毎月3冊以上は読んでいるのですが。
本のジャンルは中学生の頃には友人の影響で内外のSF短編集を読み漁っていたのですが、
おっさんになっている今は雑食性になりノン・ジャンルです。
よく読むのは、西洋音楽の歴史、定理についての数学書、旅のエッセイ、宇宙物理学、内外各偉人の
自伝、世界のインスタント・ラーメン、内外の音楽家や芸術家の自伝小説(ゴッホが最高に
おもしろい!)、世界の不思議話、UFO関連、ルネサンス時代について書かれた本 …
等など。
漫画はほとんど読まなくなりましたが最近久し振りに買っておもしろかったのは、
『劇画バカたち!!』(松本正彦)、『劇画漂流(上下)』(辰巳ヨシヒロ)。
この2タイトル(上下なので3冊)は、1945年の終戦の時代から熱き漫画に命を
かけた実際の漫画家の実話。手塚治虫氏の対極の…健全な子供向けでなく
青少年をターゲットにした漫画“劇画”が生まれるまで…といった内容なのですが、
この物語の中の“貸本屋”を思い出させてくれました。
私が小学生の頃に(1960年前後)一日20円程で近所の貸本屋さんで漫画の
ハード・カバーの単行本等をよく借りていました。
(今では貸本屋さんは消滅していますが、当時はあちこちにありました)
貸本の中でも『影』が有名で、大阪の小さな“日の丸書店”が出版していた漫画の本です。
最初は一冊に一篇が載っていましたが、しばらく後に数編が載る短編集になりました。
でも小学生には内容が“大人過ぎて”そのおもしろさが理解出来なくて少年向き月間漫画誌の
“少年”“冒険王”“少年ブック”“少年画報”(これらは本屋で買わなければ読めない)に
のめり込んで(この頃はみんな)行くようになりました。
数年後には今でも御馴染みの“少年サンデー”“少年マガジン”等の週刊雑誌が刊行されました。
漫画でもこういった漫画家自身の自伝的なストーリーを描いたのが好きなので、
他には藤子不二夫氏の『愛・・・ しりそめし頃に・・・』も毎号購入しています。
『謎解き超常現象』(彩図社)もおもしろかったです。
最近のネットの動画サイトで騒がれている“UFO”“心霊”現象等の“真相”を真面目に
解説(否定)している内容で、もっと古い有名な超常現象や、時々TVが騒ぐ“FBI予知能力者”も
網羅しています。
読んでいて頭から“トンデモ本”のようなバカにした内容でなく真面目に考察して否定した
ものなので、やはり本物の“超常現象”は残念ながら存在しないように思えてきました。
(UFOが飛んでいるのを2回見ているのですが・・・)
あとは最近ハマっている塩野七生女史著のルネサンス時代の物語集。
それに福岡伸一著講談社現代新書刊『世界は分けてもわからない』。
これは著者も本の内容も本のタイトルも何も予備知識がなかったのですが、このタイトルに
惹かれて読み始めています。まだ途中ですが良い本に巡り会えました。
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