1968年6月29日のロンドン・ロイヤル・フェスティバル・ホールでのライブの模様とスタジオ録音の2枚組で発売された「Sweet Child」はLPレコードの収録時間(レコード盤の裏表)の都合上、ライブで演奏された曲はかなりの数がカットされこの日の曲順も変えられています。
しかし数年後にこの日のライブ・テープが廃棄処分寸前に発見され、第二版のCDにボーナス・トラックとして収められました。ただしこれも完全ではなく少なくともあと2曲は演奏されたようです。
*Hear My Call/ヒア・マイ・コール
『次にお聴かせするのはゴスペル・グループ、スティープル・シンガースのレパートリー「Hear My Call」です』
バート・ヤンシュの紹介で演奏された『THE PENTANGLE/1ST1』に収められている3拍子のブルース・チューン。
*Let No Man Steal Your Thyme/レット・ノゥ・マン・スティール・ユア・タイム
『次は「Let No Man Steal Your Thyme」、ある警告を含んだ歌です。ジャッキーが歌います』
この曲も1STからでシングル・カットもされています。
*Bells/ベルズ
『次に演奏するのは私達が「Bells」と呼んでいる曲で、正式なタイトルは「Bells Of St.Mary's」です。テリーのドラムを聴いて下さい。
この曲を1stで初めて聴いた時はライブで一番聴きたかったインスト・チューンでした。
*Travelling Song/トラヴェリング・ソング
『続いて私達の有名なヒット曲を披露しましょう。冗談だと思ってくれて構わない。私達だって笑ってしまう。タイトルは「Travelling Song」。イメージして下さい。あなたは酔っている。そして車を運転していて隣には恋人ががいる。ものすごいスピードで飛ばしているあなたの車に白バイに乗った警官が追いかけてくる…。』
このアルバムには未収録の曲は彼らの1st発売時にシングル盤として別に発売されていた曲です。ダニーのベースから入るこのボーカル入り曲はバートのアイデアを全員でアレンジしたと思われるノリの良い曲。
*Waltz/ワルツ
『このセットを締めるのは「Waltz」というワルツ・ナンバーです。私達全員で演奏します』
ペンタングル1stのB面最後の名曲インスト・チューンですが、ライブでは幾分かリラックスした演奏に聴こえます。このバートのMCからこの曲がどうやらコンサートの1部のラストのようです。
*Way Behind The Sun/ウェイ・ビハインド・ザ・サン
この曲も1stアルバムから軽快な曲。
*John Donne Song/ジョン・ダーン・ソング
『次の曲はジョンが歌います。ジョン、君に紹介をしてもらおう』とバート。
『これはエリザベス朝時代の詩人ジョン・ダーンの書いた詩を基にした曲です』とジョン・レンボーン自身の紹介。
この曲はジョンのソロです。
あと2曲ほどがこの日のコンサートで演奏されたと確認されていますが残念ながら未だに見つかっていません。
☆☆☆☆☆
9月も22日ですが今日の日中の気温は30度を越えています。でもやっと今週から気温も下がり秋から初冬に季節は移っていく様子。*セはどうなるのか?終戦か?
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。