前回(43)の5.Rain and Snow、6.So Clearと書きましたが5.Rain and Snowの次の6曲目はHelpng Handで7曲目がSo Clearでした。すまん。
6.Helping Hand/ヘルピング・ハンド
ドラムのテリー・コックスのオリジナルを全員でアレンジされた変拍子の曲です。
ペンタングルのメンバーの中で曲を主に作るのはバートとジョンですが、このテリーの曲も多く、またヴォーカルにも積極的に参加して殆ど歌わないのはダニーくらいです。
この曲もペンタングルらしいブルース色の濃い曲ですが、やはり1st等の収録曲と比べていまひとつ切れが悪い…と言うか緊張感があまり感じないように思います。もちろん僕個人の感想なのですが、その原因のひとつはこのアルバムではジョンがアコースティック・ギターを前面に出していなくてセミアコのエレクトリック・ギターを弾いているからだと思います。
もちろんそれが悪いと言う訳ではありませんが、“エレクトリック・トラッド”グループのフェアポート・コンベションとはやはり一線を画しているグループなのでアコースティックでガンガン弾いて欲しかった。
とは言えペンタングルは 解散した後も“One and Only”!
8.Reflection/リフレクション
(7曲目がSo Clearです)
アルバム最後のタイトル曲でステージではアドリブをガンガン加えた定番曲。
バート・ヤンシュのオリジナル・ソロ・ギターであるインスト・チューン「Joint Control」をもとにやはり全員でアレンジした曲で、非常に印象的な(カッコ良い!)ダニー・トンプソンのベースをオーバー・ダビングして作られたイントロから始まります。
メンバー全員で作曲中にメロディ・ラインが出来た時に、ジャッキー・マクシーによる作詞が思っていたより長い歌詞になり8分以上の長尺な曲として完成したそうです。
ペンタングルの中でも数曲ある拍子が変化する曲で、ブリッジではジョンのセミアコとハーモニカ(ブルース・ハープ)、そしてテリーのドラムもアドリブ演奏されて全体的に“インスト曲に歌詞がある”ような1stの「Pentangling」同様の雰囲気を持った曲。
ただ僕個人としてはやはりジョンはアコースティック・ギターで“暴れて”欲しかった!と思います。
さあ、残念な事に次の6thアルバムがペンタングルとして最後のアルバムになります。
( to 45)
☆☆☆☆☆
*わたくしは何度かこのブログで書いているアメリカのTVドラマのファンで、殆どはDVDをレンタルして観ていますが、お気に入りの作品だけは購入しています。
その購入しているタイトルはアメリカ大統領とその側近達の日頃の奮闘をストーリーにしている「ザ・ホワイトハウス」で放映はすでに終了しています。この作品を何気なく見た時にそれまで全く興味のなかったアメリカTVドラマのおもしろさにハマったのですが、そのおかげで他にもいろいろと見てしまいえらい事です。
*DVDはドラマ以外にはやはり音楽モンを多く持っています。最近買った中ではルネサンス~バロック音楽時代の楽器を各演奏家によって紹介している作品。チェンバロ、バージナル、ルネサンス・リュート、バロック・リュート、この時代の各吹奏楽器、バロック・オルガン等などの古楽器を丁寧な解説と短い演奏で現代の楽器との音色の違いなどが見れます。他にももちろんジャズ、ブルース関連のDVDもテンコ盛りです。
さあ、今年も明日31日で終了。
コメント
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