前回のLIVEにはJ-50を使うつもりが、メンテナンスのためヤマハFG-500で出ました。
ネックはその都度自分で調整しているのですが、前回時にはアジャスタのナットの交換だったので、これは僕には無理だったので信頼出来る三木楽器の修理担当の糀谷君に任せて無事に交換してもらいました。
これで10日のLIVEでは久し振りにこのJ-50で演奏します。
さて、今日5月26日に近畿地方も梅雨入り宣言。
これからの数ヶ月間は湿度が高く、アコースティック楽器には充分注意が必要な季節になります。6~7月の梅雨の時期から8月の3ケ月間は朝起きると毎日ネックの点検が必要です。
もちろんメーカーや各個体差もありネックの反りが起き難いギターも多いですが、マーチンやギブソンは反らない、わけではありません。とくにマーチンの場合はSQ仕様ではかなりネック補強が頑丈だったのですが、AJ仕様に変更になった時点で残念ながら「ネックの反りは起ります」と宣言したようなものなので気を付けて下さい。
ただネックの反りはギターの宿命で大袈裟に考える事もありません。殆どの場合ではアジャスタの調整で、時間にして数分で反りを修正して正常に戻せます。
つまり各ギターのオーナーが自分で出来る範囲のメンテナンスで修正出来ます。しかし放っておくとアジャスタ調整では修正出来なくなり楽器店などに修理を依頼する事になります。
人間のよう軽い風邪などのようにとくに薬等を飲まなくても治る…等の自然治癒はギター…楽器には起りませんので、少しでも違和感を感じれば楽器店の修理に出すのがいいと思います。
知り合いにアメリカ人の講師がいるのですが、数年前に初めて日本に来て梅雨を経験した時は毎日朝起きればネックの調整しなくてはいけないのに驚き嘆いていました。
湿気予防に楽器ケースに入れる楽器用の乾燥剤も発売されていますが、どれだけの効能があるのかよくわかりません。
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