「GODZILLA/ゴジラ」
7月25日封切りのハリウッド版「ゴジラ」を観に行きました。
英国人ギャレス・エドーワードの劇場2作目となる作品で、この監督の1作目は偶然レンタルDVDで見ていたので多少の期待感を持ちながら劇場に。
見終わった感想は僕にとって理想とする「ゴジラ」でした。
僕の年齢は昭和40年代頃に沸いた「怪獣ブーム」の世代で、1作目の初代「ゴジラ」はまだ生まれていなかったのでリアルタイムでは劇場では観ていません。
初めての怪獣映画は「モスラ」からで後にTVでは「ウルトラQ」が放映され世の中の子供の間に怪獣ブームが起り、この当時のTVのニュースで小学生を持つお母さんが「私の息子は他の子供のように怪獣に興味がないようなのですが病気でしょうか?」と心配したほど怪獣の人気があり東宝以外の各映画会社もやはりブームにのって「ガメラ」「ギララ」「ガッパ」等その他の怪獣映画を作りましたが、やはり子供にとってもゴジラは別格の人気のある存在。
しかしこのブームに便乗して東宝がゴジラ作品を数多く作っていくうちに「子供のための悪をやっつける我らのヒーロー」に変っていったゴジラには興味を失せていきましたが・・・(年齢的にも)。
平成に入り新作が東宝から製作され、それなりに成功したと思いますが、僕自身すでにおっさんの領域に入り年齢的にも子供の頃のような興味を持てなくて殆ど劇場では観ていません。
(今回の前に1作だけハリウッド版ゴジラは製作されましたが日本も海外のファンの間では“なかった事に”している超駄作作品でゴジラ映画の数にも入れてもらえない)
で、今回の作品。
日本公開前にネットで海外のコアなゴジラ・ファンの間でかなり評判が高く支持されていたのは知っていましたが、まあ映画会社の宣伝もあるので自分の目で観るまではあまり期待を待たないで劇場へ足を運んだのですが。(星5つ中の4.5点!)
内容についてあまり書くとネタばれになるのですが、ゴジラ以外にもモンスターが出ているので「また怪獣プロレス?」と思っていました。
が、映画の中ではそのモンスターにゴジラが戦いを挑む理由が明確にあり、決して地球や人類のための正義の使者の戦いではない、のもわかります。
でも「行け!行ったれ~!」と応援してしまいますよ!
あとなぜかハリウッドが嫌う「ゴジラが口から吐く火炎放射能」のシーンはこの作品では正しく(?)描かれ、それにそのシーンが最高にかっこいい!(おおっ!となります)
それにこの絶大なる武器をゴジラが使用するとゴジラ自身にも影響を及ぼすのはオリジナルの日本の作品にもなかったコンセプトでよく練りこんだ脚本だとも思います。
「GODZILLA」はどうやら3部作の予定があるとの情報で、次回作は彼女が出る?のではと海外では話題になっているようですが僕も映画の中でヒントを見つけました。
なので、同じ監督が撮るなら絶対に劇場に観に行きます!
----------2014/07/27広岡祐一記----------
PS:友人の北村龍平監督作品「ルパン三世」が8月30日より上映!
出演は小栗 旬、玉山鉄二、綾野 剛、黒木メイサ、浅野忠信。
もちろん観に行くゼ!
PS:なかなか音楽ネタがないぜ!
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