~60~70年代フォーク・ソングを今聴き直して~ by広岡祐一
この2~3ヶ月の間に1960年代~1970年代のあの“フォーク・ソング・ブーム”に聴いていた曲の90曲ほどを譜面に起こし、約40年振りにじっくりと聴き直しているのですがやっぱり“フォーク・クルセダーズ”と“五つの赤い風船”は今聴いてもいいですね!
もちろん他にも今も好きなグループや曲は多いのですが、このふたつのグループは別格です。
で、
楽譜を起こす時にその曲を収録したレコード(LPは探せば家のどこかにあるはず)やCDが見当たらない場合もネット上で歌詞は探せば見つかるし、曲も動画サイトで聴けて大変ありがたい(それにしても当時のフォークルのTV映像がアップされているのには驚きです!)のですが、メロディ譜の楽譜はさすがに著作権の関係でアップ出来ないので全て聴き採りをして採譜しました。
もちろん曲によっては楽譜販売サイトのダウンロード等で手に入れることも出来るのですが、もったいないし間違って採譜されている曲もあるので注意されたし、です。
で、
なんといってもこの当時のフォーク・ソング(もちろん大儀の意味の民謡ではなく)はメロディがシンプルで何度か聴くと憶えて歌えるようになる曲が多く、それまでの作詞、作曲を職業とする人達が仕事として作った“大人の歌謡曲”しか聴いたことがない当時の若者にとって“自分で曲を作って自分の言葉で唄う歌”(今では普通なのかもわかりませんが)の登場で多くの人がギターを手にした良き時代。
歌詞はもちろん恋愛を扱う曲が多いのですが、戦争の悲惨さを訴える曲や社会への不満や不条理を歌にした“メッセージ・ソング”など今ではまず聴くことのないジャンルの歌もこの時代のフォークの特徴だったかと思います。
2015年の今、これから40年程経った後でも歌える、という曲はあるのかな?
-----広岡祐一2015/05/27記-----
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