去年の12月にアメリカのTVドラマ「ザ・ホワイト・ハウス」(原題:The West Wing)の
DVDをツタヤで低価格販売だったので何気なく購入して観たのが今ではハマっています。
アメリカ合衆国大統領と直属の上級スタッフ達がホワイト・ハウスで国の内外の問題や
彼らの家族愛や恋愛、悩みなどがうまく物語に絡むストーリです。
もちろん政治や政策、選挙などが各エピソードの中心なので劇中に使われる用語の多くが
普段聞き慣れないものも多い。
そこでいつもは原語で観ているのですが、この作品は日本語の吹替えで楽しんでいます。
それに劇中にマシンガン・トークの言葉のやりとりのシーンも多く、字幕ではそのおもしろさ
が半減。吹替えの声優さんも出演者の雰囲気とぴたりと合っています。
ただ残念なのはこの作品の1stシーズン~4thシーズンの重要なキャラクターの声優が
5thシーズンから替わったので少し違和感があります。
(確か7thシーズンで完結したと思います)
で、この海外作品の吹替えですが、日本のTVでは1960年あたりからアメリカの人気TVドラマ
を放送するようになってきました。
その当時の日本語の吹替えは、もとのオリジナルの音声も聞こえていました。
もちろんオリジナルの英語は小さい音量なのですが、その上に声優の日本語を重ねて聞こえ
ていたわけです。
それからしばらくすると元の本物の声は消えて吹替えだけになるのですが、これがTVで放映
している最中によくズレるのです。
つまり男女2人の会話のシーン等では、少しづつ2人のセリフが映像とシンクロせずに男性が
話しているシーンに吹替えの声が女性のセリフに。
そのずれたシーンが2~3分続いた後にTVの画面に『そのまま少しお待ち下さい』と、これまた
テロップでなく紙芝居のような画に替わります。
この時代のTVの映像はフィルムが中心で、吹替えはテープに録音していたのですが完全に
映像とは同期せずに画像と音声がよくずれていました。
今のTVのように音声を選べる事なんて夢のようなアナログの古き良き時代のこぼれ話でした。
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