昨日のTVで知ったのですが今回の巨大地震とそれに伴う巨大津波に関して2009年に東電に警鐘、指摘をしていた地震学者がいました。もちろんオカルトのような“予言”等ではなく科学的な研究からです。
下記アドレスに記事が載っています。
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http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/5748
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TVでの報道や記事を読むと、今回の福島原発事故は単なる天災、事故とはすまされないように思います。
巨大な津波は決して“想定外”ではなかった、かもわかりません。
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地震学者の岡村行信氏は、原子力安全・保安院主催の安全性評価会議で、福島第一原発の設計の想定に疑問を投げかける調査結果があると2009年から警告していた。
岡村氏は産業技術総合研究所の活断層・地震研究センター長を努め、原子力安全・保安院にアドバイスをする立場。
福島第一原発は1938年の津波を考慮して設計されている。
これに対して岡村氏は「1938年に地震で起きた津波での想定した安全設計では小さ過ぎるかも知れない」と指摘。
その根拠は西暦869年(貞観11年…京都の祇園祭が始まった年)に、この地域に巨大な津波に襲われていることを告げている。
信頼出来る文献資料にはその津波で「城が壊れた」との記述もあり、ボーリング調査でも津波の痕跡も見つかっている。
「城が壊れた」とあるように城が建っている場所はかなり山の上、高台にあるのが当たり前。その城が津波に襲われて壊れた程の巨大な津波が、この福島第一原発一帯と同じ位置。
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東電は今回の地震によって引き起こされた津波は、原発の安全を考えた設計を上回る“想定外”の巨大な津波だった、と会見で聞きましたが、警鐘、指摘していた地震研究の学者がいたわけです。
もちろん安全会議で再三において提案していたにも関わらず東電側は「我々は津波の問題を無視したわけではないが、それについて議論するのに適切な場だとは思わなかった」と。
それではどういった場であるなら議論出来るのか?
の岡村氏の問いには何も答えていない。
岡村氏「完全に被害や事故を防げたのかはわからないが・・・」。
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自然に対しての安全対策の想定に“絶対”はない!
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