今日Amazonより待望のDavy Grahamの3枚組CD「Anthology 1961-2007 Lost Tapes」が届きました。
CDケースは紙製の見開き仕様でブックレットも封入されています。
このブックレットやケースには今まで見た事のない若かりし頃のDavyの写真と名曲「Anji」のピアノ譜(部分)も印刷されています。
先ほど封を開けてワクワクしながら1枚目のDisc Oneを聴きました!
3枚組の中のDisc Oneは1961年~1963年、Disc Twoは1965年~1970年、そして3枚目のDisc Threeには1970年~2007年の録音に分かれています。
音質はDisc Oneを聴いた限りではスタジオで録音されたがレコードには収録されなかったテイクなのか、スタジオではない屋内での気楽な録音のように思えます。
それとライブ・ハウスでのライブ演奏(殆どの曲が)が多く収録されており、CDを聴くまでは客席録りかと思っていましたがPAからのライン録りの音のようなのでライブ・ハウス関係者の所有されていたテープが音源のようです。
とにかく音質は良です!
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(vo)はDavyのヴォーカル入り、(inst)はインスト・チューン、「初収録曲」は今までのアルバムには未収録かと思いますが思い違いもあるかもわかりません。
<DISC ONE/1961-1963>
1,Southbound Train(vo)Vo入りのBlues Tuneでおそらく既出アルバム未収録曲かと。
2,Here Comes the Carnival(inst)すでにアルバムで収録されている曲ですがバージョンが違います!
3,Hallelujah I Love Her So(vo)初収録曲
4,Take Five(inst)既出のアルバムとは別バージョン。
5,Careless Love(vo)初収録曲
6,Anji(inst)(Live)Live録音で演奏前にDavyがこの曲について語っています。もちろんスタジオ録音とは全く異なる別バージョン演奏!
7,Saturday Night Shuffle(inst)ラグタイム・チューンで初収録曲。
8,Fannin Street(inst)インド風ラーガをブルース・チューンで演奏していますが、なんという演奏!
エンデイングでミスたのか“ファック!!”と!
9,How Long(vo)この曲も似たタイトル曲もありますが初収録曲でフェードアウトしています。
10,Hey Bud Blues(inst)ビッグ・ビル・ブルージーの「Hey Hey」をもとにアレンジされたブルース・チューンでやはり初収録曲です。
11,Geno's Tune(inst)全編をアドリヴで弾きまくるブルース・チューンで初収録曲。
12,Broonzy Stomp(inst)やはりアドリヴでのブルースで初収録曲。
13,fingerbustter(inst)すでに収録済みの同名曲ですが別バージョンで殆ど初収録と思ってもいいと思います。
14,Worksong(inst)この曲もピック・アップを付けてアルバムには収録されていますが、ここでは生でガンガン弾いています。
15,Guitar Shuffle(inst)初収録曲でライブでの演奏のラグタイム・チューン。
16,House Party Starting(inst)ラーガ風のインスト・チューンで初収録。
17,She Moved Through The Fair Mustapha(inst)この曲もインド・ラーガの初収録曲です。
以上が1枚目のディスクに収録されている曲で殆どがライブ音源ですが開演前のリハかもわかりません。
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残りのDisc TwoとDisc Threeの2枚をゆっくりと楽しみたいと思いますが、今回のこの3枚組CDは今までに発売されたアルバムをまとめたような内容ではなくて、すでにアルバム収録済みの曲も全く別のテイク、バージョンで演奏された音源からだと確信しました!
音質も悪いのかもと思っていたのですが業務用のオープン・デッキで録られた感じの音で満足です。
そうそう封入されているブックレットにはDavyはマーチン000-18を当時愛用していたようです。
とにかく今夜は興奮して朝まで何度も何度も聴きます!
Davyよ、永遠なれ!!
----------------------------- 広岡祐一/2012年5月12日記 ------------------------------
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