主にDVDで鑑賞していますが映画も好きなのですが、
その中でも年に何度か観るお気に入りのタイトルもいくつかあり、
昨夜は『薔薇の名前』を久し振りに観ました。
~薔薇の名前~
*ウンベルト・エコーが1980年に出版した小説『IL NOME DELLA ROSE』(伊)が原作。
*1327年の中世ヨーロッパの北イタリアのカトリック修道院で起った殺人事件の謎を
フランシスコ会修道士バスカヴィルのウイリアム(ショーン・コネリー)とその助手アドソが
解き明かしていく。
中世期の修道院を舞台にしたミステリー・サスペンスで、当時の風習や修道院の生活、
身の回りの品々等を出来る限り再現しており、撮影にあたっては歴史学者等に徹底的に
アドバイスをうけて時代考証も間違いのないように撮られているようです。
とくに気に入っている場面は『グレゴリオ聖歌』を修道士達が唱える場面で、
聖歌は撮影前に出演者達が音楽学者にレッスンを受けて当時実際に唄っていた
メロディ…「教会旋法/モード」を使っています。
この時代は、教会が圧倒的な権力を持っており、魔女や悪魔の存在が信じられていた
暗い時代で次にルネサンスへ移行する間際の時代設定です。
もともと中世~ルネサンス~バロック期の音楽が好物なのでこの時代が舞台になった
映画はよく観ていますが、その殆どはアクション作品ばかりなのが少し残念。
コメント
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