先日若い生徒さんに聞いた話。
この生徒さん、新しくギターを購入したい、と聞きました。
今使っているギターは楽器店の店頭でよく見かける「初心者入門セット」で、ギター本体にギター・ケース+ピック+カポタスト+チューナー等のセット商品。
メーカーはヤマハなのでもちろんギターもヤマハですが、やはり音に物足りなさを感じてきてもう少しグレードの高いギターを欲しくなったようです。
そういった事を話していると、この生徒さんのお母さんも若い頃にギターを弾いていたようです。僕と同じくフォーク・ソング世代の方だと思うのであの頃は今以上にギターを持っている人が多くいました。
ところがこのお母さんが持っていたギターはなんとマーチンの特注品!
ボディのデザイン等もオリジナルのようなのですが、マーチンはライン以外の特注仕様は60万~80万あたりが最低価格での受注になります。
それも20年以上の話なので今の感覚では恐らく100万近い価格だと思いますのでこれには驚きました。
で、そのギターは今もお母さんが所有しているなら、当然この生徒さんの手になると思うのですが、話を聞くと、お父さんは音楽や楽器には全く興味がなくて引越しする時に邪魔になると思い他の粗大ゴミと一緒に捨てた…らしいです。
もちろん根掘り葉掘り詳しくは聞けませんが、きっと引越し先で荷解きをしてその後落ち着いた頃に「あのギターはどこ?」と…。
しかし、なんて事を!
今そのギターが手元にあれば恐らく価格は2倍位の価値になっていると思いますが・・・。
・・・人のギターですが、なんてもったいない話・・・!
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。