3.The Snows/ザ・スノウズ
Bert Jansch:acoustic guitar & vocal
John Renbourn:sital & reicorder
Terry Cox:drums
Danny Thompson:double bass
ジャッキー・マクシー以外のメンバーで牧歌的な味わいのある、そしてバート・ヤンシュの長く唄い続けている渋いボーカルをメインにしたトラッド。
ここでもジョン・レンボーンのシタールが西洋音階に全く違和感のないメロディに溶け込んだ演奏とリコーダーを聴く事が出来ます。
全く派手さのない落ち着いた淡々とした曲で古楽/ブリティッシュ・フォークに精通している音楽評論家である白石和良さんのライナーによると「アーチー・フィッシャー、アン・ブリッグスの歌唱から覚えたというトラッド・ソングで、メロディは英最北部のノーザン・バーランド地方の古いバグパイプ・チューン“My Lovs Is Newly Listed”に基くもの」とジョンとジャッキーは考えているようです。
(訳詞)
風が吹き始めれば雪も早く解ける 霜が降ればトウモロコシの成熟が早まる
わたしのことなど忘れてしまうと言っている女はきっと着いて来る
風が吹き始めれば雪も早く解ける 春の間ツバメは楽しげに空を舞う
しかし春が去り冬が訪れると 言葉とは裏腹に彼女はあの荒れた海をわたしと渡る
風が吹き始めれば雪も早く解ける 夏に陽を浴びて飛んでいった蜜蜂も
冬になれば誰かを刺す事はできない 夜を過ごす内に怒りを忘れた女を知っている
女に嫌われてもその気持ちを変えるのは難しいことではない
だから別れを口にすることはない わたしはどこにも行かないから
このままここにいてキスをして立ち去ればいい ヤマシギが鳴くまで ツバメが飛び去るまで
わたしはここで待っている 風が吹き始めれば雪も早く解ける
4.Hight Germany/高地ドイツ
Bert Jansch:banjo & acoustic guitar
John Renbourn:elctric guitar & recorder
Jacqui McShee:vocal
Danny Thompson:double bass
Terry Cox:hand drums
この曲を初めて聴いた時、多分誰でも日本の民謡?と思ってしまうようなメロディを唄っています。
バートのバンジョーがどこか三味線の音色に、ジョンの吹くリコーダーは日本の祭りなどの横笛に聴こえる、日本人にはどことなく馴染みのある聞覚えのある曲です。
ジョンはここではリコーダーとセミアコをこれもまた三味線風(?)なオブリガード、バートはバンジョーとアコースティック・ギターのオーヴァー・ダビングしていますがギターはドローン風に弾いてジャッキーのボーカルをサポートしています。
(to 48)
☆☆☆☆☆
*今日は朝からなんだか静かな気がしていたら「成人の日」で祝日でした。
二十歳になったお祝いはわかりますが、なんで祝日にするのかよくわかりませんが「聖人の日」なら、なんとなくカッコええとフッと思う。
わたくしの役所主催の成人式の日には他の地区の式のステージに招かれました。
「今日から皆さんは20歳、どうか社会人としてりっぱにがんばって下さい!」とかなんとかえらそうなあいさつをした後にBluesを弾いていました。
*昨夜は久し振りに大阪中央区のblues bar「slow hand」でライブでした。次回は3月に出る予定になりましたが、マスターのアイデアで、何曲を演奏した後に興味ある人にレクチャーを、と。
やはりブルースと言えばギター弾きの人が多く、この店の常連さんの中にもギターを強いている方が多いのでおもしろいかもわかりません。それに僕自身もライブ用のレパートリーもまだまだ多くないので。
ブルース以外の曲もありますが、店の雰囲気、その店に来るお客さんにあまり合わないようだと演奏しないのでこれはいい考えです。
コメント
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