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「思いつくまま徒然に」（更新のための雑記）

Bert Janschが亡くなって数日が経ちショックも少し癒えて来ましたが…。

(例によってしばらく何も書かないでおくとログインのパスとかを入力しなければならないのが邪魔臭いので思い付くまま雑記を書きます)

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＜FPGでのブルース・チューンのアドリブ・フレーズ＞
数日前からレッスン用にbluesのアドリブ・フレーズを書いていますが、ライブ等で演奏している時と違いあらためて音符にするとどうしても“曲”になってしまいます。

思い付くまま弾いているので思い付くまま楽譜にすればいいのですが、どうもチューンとして書いてしまうのはどうしてなのか？

とにかくあまりレッスン用として考えないように書いています。


＜ポテト・チップス＞
初めて食べたポテト・チップスは、最近はあまり見かけない洋菓子店の不二家。

店内のカウンターに積んで売っていたアメリカから輸入された油ギトギトの少し大きい袋に入っていたものでした。

それから「カッパえびせん」のカルビーが日本で初めて国内で製造販売し始めたのでこちらを買うようになりました。

最初の頃のパッケージは透明のビニール袋で中のポテト・チップスが見えていたのですが、品質を保持するためか今のようなアルミ箔の袋になりました。

この発売当時のカルビーのポテト・チップスの種類は「塩味」の1種類だけなのですが、USA産より脂ぎっていなくてやみつきになりほぼ毎日一袋は買う程の大好物になりました。

ただ今のようにジャガイモの冷凍保存が完備されていない時代なので野菜や果物と同じ季節商品です。
いつも買いに行く店で「今月過ぎると来月からしばらくは入荷しないよ」とよく聞きましたな。

今はカルビーよりコイケヤの方に好みが移りつつあります。


＜2012年正月のおせち＞
10月に入るとネット上では正月用のおせち料理の通販の宣伝が多くなって来ました。

数年前までは習慣で注文していましたが来年2012年用に久し振りにまた注文しようかな、と物色しています。
それに今の時期は「早割り」で50%OFFも多く出ています(もともとの定価の数字がホンマかどうか疑わしいですが)。

買うなら洋風おせちがオードブル・タイプなのでこちらを、と決めていますが、楽天や他のネット上の各通販店舗で紹介されている写真を見るとどれも美味しそうに見えて迷います。


で、
・・・・・・とりあえず更新完了。

(追悼)Bert Jansch/バート・ヤンシュ

初めてバート・ヤンシュを聴いた時、きっと誰もが同じ思いを持ったのではないでしょうか。

　｢弦をバシバシ弾いている!｣と。

この“スナッピング奏法”は彼のかなり前のインタビュー記事に、

｢ライブ・ハウスで唄っている時、ステージでの自分の弾くギターの音をもっと大きな音で聴こうと思いあんな弾き方になったんだ｣

とありました。

今のような高性能なギター用のピック・アップもなく、ステージでの演奏時にはマイクで音を拾っていた時代なのですが、この“バシッ！”と弾くヒステリックな奏法がバートの持ち味になっているのは間違いないと思います。

ジョン・レンボーンとのグループ“PENTANGLE”の1stの録音では、この奏法で弾くバートとジョンの弾くギターの音量の差でレコーディング・エンジニアはかなり苦労したようです。（もちろんバートの弾くギターはレベル・メーターの針が振り切れる程の音量なのでバランスが録り難くかった、と）

バート初来日の時は｢弾くかな？｣と変な期待をして聴きました（もちろんバシバシッ！）。

彼が10代の頃の苗木を育てる仕事に就いていた時、暇な時間にはバンジョーでの弾語りをしていたようです。
1940～50年代当時には英国ではギターよりバンジョーでの弾語りはごく普通のスタイルで、その時に身に付けたバンジョーの奏法をギターでも用いている曲も多く聴く事が出来ます。

初期のソロLPにもバンジョーでの弾語り(もちろんC&W、マウンテン・ミュージックではなくブリティッシュ・トラッドの弾語り、です)が聴けるし、PENTANGLEではバンジョーとジョンのシタールとの共演も数曲あり、あとピアノも弾いています。

ジョン・レンボーン程のギタリスト色は強くなかったと思いますが、全曲をインストで収めたアルバムも1枚出しています。
しかしバートらしさの魅力はなんと言ってもあの歌声、個性ある唄い方ではないでしょうか。

気負わずに淡々と唄うボーカルとしての実力はかなり多くのミュージシャンが認めています。

それに初来日の時にかなりの声量があるのがわかりました。

一時、彼のデビュー・アルバムを制作発売していた英国トランス・アトランティックでは、バートをドノバンのように売りたいと考え、アルバムではエレキ・ギターを持たせ、バックにはブラス編成のバンドを付けて録音した曲が数曲あります。

しかしエレキ・ギターを持ってもサム・ピックを付けてアコースティック・ギター同様の“バシバシ！”の弾き方なのでなんか不思議なサウンドに仕上がっていますが。

あとPENTANGLE解散後、ジョンとも距離を置いていた時に出したアルバムにはエルビス・プレスリーの曲も唄っています。

彼を敬愛しているニール・ヤング曰く、
「バート・ヤンシュはアコースティック・ギターを持ったジミー・ヘンドリックスだ！　それに僕の尊敬するギタリストはクラシックのナルシソ・イエペスと彼バートなんだ」と。

天国に逝っても向こうでバシバシ！弾いて下さい！！

敬愛なる師匠BERT JANSCH　お疲れ様でした！！！！！！！！！！

---------広岡祐一(2011年10月16日記)------------------------------

「Bert Jansch/バート・ヤンシュ」

バート・ヤンシュが癌に侵され67歳の若さで亡くなりました。

ジョン・レンボーン、ジャッキー・マクシー、ダニー・トンプソン、テリー・コックスのオリジナル・メンバーで数十年ぶりにPentangleを再結成し英国内をツアーしていたのですが、今年はやはり体調の悪化でキャンセルも多かったようです。

僕が初めてバートの1stLPを手にした時はPentanngleの解散した年で、このバンドを生で聴く事が出来ませんでしたが、Pentanngleのレコードを聴き続けて40年を過ぎてやっと彼らの演奏を目の前で聴けるチャンスがあると思っていたのですが･･･残念です。

バートのソロとしてのステージはジョン・レンボーンが初来日した翌年の79年に、ミッキー・ベイカーとの初来日で目の前で演奏を見ています。

その後も「コナンドラム」のメンバーのマーチン・ジェンキンズやPentangleのジャッキーとも数回の来日ライブも見ていますが、やはり最後までジョン・レンボーンとのデュオ、Pentangleのステージが見れなかったのが非常に残念です。

79年のバートの初来日での大阪の演奏会場は「南御堂会館ホール」で、演奏が終わった後のサイン会は時間が推して会場内のロビーから会館の駐車場で行われました。

その時に一緒に聴きに行っていた友人は彼に頬っぺたにサインをしてもらったりみんなで写真を撮り楽しい思い出です。

2度目の来日時の大阪でのライブでは、初めて飲んだ日本酒を一瓶を飲んでしまいその酔いを覚ますために20分程を外をぶらついていました。

バート・ヤンシュの経歴やディコグラフィー等はネット上でいくらでも検索すれば見つかるのであえて書かずに、出来るだけ彼の来日時の思い出を書こうと思うのですが、まだショック状態なのでいずれ詳しく書こうと思います。

-----------広岡祐一(2011年10月13日記)--------------------

「Bert Jansch/バート・ヤンシュ亡くなる･･･」

たった今、アメリカにいる元生徒さんからバート・ヤンシュが癌で亡くなった、とのメールが届きました。

ディヴィ・グレアムに続きブリティッシュ・フォーク界、ペンタングルの、あのバートも･･･。

大変残念です。
40年程前にバートの弾く「アンジー」を聴いてプロ・ギタリストの道を進む事になった僕にとって心の中に大きな穴が空きました。

彼の初来日の思い出などについていろいろと書きたい事があるのですが、後日に。

慎んで英国へ、遠い日本の地よりご冥福をお祈りいたします。

続々々「Bluesの誕生」

始まりは1619年にオランダ船によって20人の黒人達をアメリカ大陸の地に上陸

1661年、ヴァージニアの植民地が奴隷を公認

1808年、北部諸州の主張で奴隷貿易を禁止

そして1863年に奴隷解放制度を唱えたリンカーンの北軍が南北戦争に勝利し黒人達は自由の身となる。

もちろん表面上は、ですが。

4世代～5世代における244年の長い間を黒人達は奴隷として労働させられていた。

そして法律上は奴隷制度から開放され自由の身になった(もちろん見かけ上は、だが)彼らに、それまで広大な土地を持っていた白人の所有者は労働力を失い綿花等の栽培を続けられなくなり、小さく区切った土地をそれまで奴隷として働いていた黒人達に借地料を取って貸す事になる。

この時、それまで奴隷を監督していた白人達もやはり同じように土地を借りて自分で耕し借地料を払う仕事に変わり、この事は白人の多くの者も黒人達と同じ仕事をしなくては生きて行けなくなり、言い変えれば仕事の取り合いになり、この事によってそれまで白人は黒人を奴隷として区別していたのが強い「差別」意識がそれまでより大きくなっていく。

--------広岡祐一---2011年10月2日記-------