中学生になると、
それまでの「算数」が「数学」に、「理科」が「生物」「物理」、「社会」が「世界史」
「日本史」、「体育」も「保険体育」等の名前の授業に変わり、初めての「英語」
「倫理」も増え小学校にはなかった「中間テスト」「期末テスト」等も。
当時通っていた中学校のクラス数は1年、2年生は18組、3年生は24組までの
大阪府下では4番目の生徒数が多い中学校で、この時に少なからず我が人生に
影響を与えてくれた友人に出会ったのだが、世間では「グループ・サウンド」の
「エレキ・ブーム」と「フォーク・ブーム」で、ギターを持つ人がかなりの数に増え電車に
乗ると一台の車両に10人程がギターを持って座っている光景がごく普通になってくる
ようになってきた。
僕は中学一年生の頃はまだ自分のギターは持っていなかったけど、クラスの中の
2~3人が学校にギターを持って来て間近で弾くのを見て興味を持ったけど、
それより「小説」…それも「SF小説」に興味を持ち始め、中でも「ショート・ショート」と
呼ぶジャンルの小説をむさぼりように読むようになってきた。
中でも星 新一さんのファンになり
「俺の将来の職業は小説家だ」と自分に進路指導した。
中学校で出合った同じクラスのO君がこの「ショート・ショート」の存在を僕に教えて
くれたのですが、この彼は小説を読むだけでなくすでに自分でも書いていたのに
衝撃を受けた。そしてこのO君の友達にやはり数編の小説を書いていたS君とも
出合ったのですが、このS君はギターも弾いており、僕に知る限りの中では一番
上手かったように思う。
「俺の将来の職業はギター弾きやな」と自分に進路変更指導を。
(≒続く)
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