1967年からPentangleとして公式にデビューしたホース・シュー・クラブには、毎週代りでゲスト・ミュージシャンを彼らは迎えていました。
ジョン・レンボーン、バート・ヤンシュが友人としてアルバムにも数枚参加している英国の個性的なギタリストでシンガーのウィズ・ジョーンズ。
バート・ヤンシュと一時は恋人と噂され、彼女の曲をバートのソロやペンタングルでもレパートリーにとりあげているトラッド・フォーク・シンガーの今では幻の歌姫アン・ブリックス。
バートの影響を多大に受けて「Bert’s House」のタイトルのインスト・チューンまで作ったラルフ・マクテル。
「英国ブルースの父」と呼ばれ元々ベースのダニー・トンプソン、ドラムスのテリー・コックス、そして伝説の巨人ディヴィ・グレアムとバンドを組んでいたアレクシス・コーナー。
ジョンがソロ・デビュー前に2枚のアルバムでデュオを組んでいたアメリカのフォーク・シンガーのドリス・ヘンダーソン。
英国のトラッド・シンガーでフェアポート・コンベーションのヴォーカルのサンディ・デニー。
そしてバート・ヤンシュとジョン・レンボーンに大きな影響を与えたディヴィ・グレアム!
バート・ヤンシュのギターの先生がディヴィ・グレアムの妹だったのは有名な話です。
しかしこんな夢のようなミュージシャンが集まるライブが毎週開かれていたとは!
リアル・タイムで聴けた人が羨ましい・・・!
・・・このライブでの常連客のひとりだったキーラン・ブラックの証言・・・
「ショーは7時半に始まり、クラブが閉る10時半まで続いた。
バーで軽く一杯ひっかけたジョン・レンボーンとジャッキー・マクシーのステージからスタートだった。8時からバート・ヤンシュのソロのセットが30分程続くが、かなり酔っ払ってる時も多かった。そしてバートの演奏が終わって休憩に入りその間はゲストのステージが始まり、9時30分にはペンタングルのメンバーがステージに立ち演奏が始まる。もちろん時にはクラブが閉る10時30分は過ぎていたよ。」
*「Pentangle/The Time Has Come」のブックレットを参考/参照をさせていただいています。
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