ペンタングル4thアルバム『Cruel Sister』
2.When I Was In My Prime/若かりし頃
Jacqui McShee:vocal
2ndアルバム『スゥイート・チャイルド』のライブ盤にもジャッキーのア・カペラで「So Early In The Spring/早春」が収録されていましたが、このトラディッショナルも同じく彼女の無伴奏歌で聴けます。
この曲は「So Early In The Spring/早春」のバリエーションとして知られており、イギリスの多くの伝承トラッドにみられる“若い男に青春を摘み取られる乙女の嘆き”を暗示している内容で、この曲に登場する“庭師”は1stアルバム収録曲の「Let No Man Steal Your Thyme」へと繋がっているようです。
3.Lord Franklin/ロード・フランクリン
John Renbourn:acoustic guitar & vocal
Jacqui McShee:vocal
Bert Jansch:concertina
メンバーの3人でジョンのボーカルで聴けるバラッド。
この曲はジョンのお気に入りの曲で、初来日時にも歌声を聴かせてもらえたし、今現在もライブでのレパートリーとして演奏しています。
ジャッキーはジョンのヴォーカルを支えるコーラスにまわり、バートはこの曲で初めて“コンサーティナ”を聴かせてくれます。
この小さな楽器は、一般的なアコーディオンのように左右のジャバラで内部に風を送りキーボードのボタンで音を出す、外国のおもちゃで見かけるピエロが両手で持っている六角形の形をした小さなアコーディオンです。
ジョンのギターは、最初はオープン・チューニングの響きに聴こえたのですが、レギュラーでKEYがEで旋律に④弦を使ったスリー・フィンガー奏法です。
(歌詞/訳詞)
深き海神(わだつみ)を国へと辿る一夜
ハンモックに揺られて眠りに落ち
現れいでし夢を誠と思う
フランクリンとその凛々しき乗組み達の夢を
一百人の船乗りと卿(ロード)は船出をした
時は5月、海原はまだ氷の季節
極を巡る航路を求め
我ら哀れな船乗りのときに辿ることもあろう航路を
一行を待受けしは困難辛苦
氷の峰々の狭間に船は吹き寄せられた
革のカヌーに乗りしエスキモーのみ
生きて戻れるところに
鯨の潮吹くバフィン湾に
消えたフランクリンの運命を知る者はいない
フランクリンの行方を伝える者もいない
フランクリン卿とその船乗り達の何処に休めるかを
今は我が重荷に痛みを覚える
消えて長い我がフランクリンを求め
大海原でも渡りましょう
一万ポンドでも喜んで差し出しましょう
我がフランクリンの生きていると 聞く事が出来れば
…
実際に起きた極寒の海を目指したフランクリン卿と船乗り達の鎮魂歌ですが、メロディは優しく好きな曲です。
(to37)
☆☆☆☆☆
*例のウィキリークスがネットで公開している約25,000の秘密情報は毎日小出しにしているようですが、どうやらUFO関連も近く出るそうです。
ちょっとうれしい。
でもあまり期待はしないでおきましょう。もっとも「例の捕獲したエイリアン2匹は引き続き〇〇〇軍の×××基地で研究中。現在まで明らかになったのは…」とかでれば いいな。
それに、
「1980年に捕獲したネス湖の生物の研究成果は・・・」なんてのもいいですな。
2010年もあとわずか。未だアナログのブラウン管TVでがんばっています。
コメント
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