僕のギター・スタイルはフィンガー・ピッキングでのソロ・ギターが演奏スタイルで、音楽スタイル、つまりジャンルではブリティッシュ・フォークを中心にブルース、ジャズ、ラグ・タイム、古楽等を弾いています。
もう40年以上をこのスタイルで演奏をしていますが、僕の弾く、または書いたどの曲も根っ子はブルースでジャズのようにテーマを持ったアドリブをプレイするのですが、このブルース・・・正確には“カントリー・ブルース”(アメリカの白人によるカントリー&ウエスタン・・・C&Wのカントリーと同じ“田舎”の意味です)がはっきりとした現在のような音楽形式として現れたのは恐らく第一次大戦よりたいして古いものではないようです。
ブルースの形式とブルースが持つ“感情”は150年以上も昔から黒人音楽の一部として存在していたと思われていますが、このブルースが持つ“感情”はスピリチュアル、ゴスペル等の宗教音楽の中やワーク・ソング(労働歌)、フォーク・ソングの中で成長し、一定の音楽形式が形成され現在の形(3コード、1コーラスが12小節等)になったようです。。
この「スピリチュアル」とは“来世に望みを託し、現在の苦しみから解放されるために天国へ行きたい”と願い、「ゴスペル」は現世において神を賛美し、信仰に生きる喜びを直接的に謳っている黒人霊歌で、もちろんキリスト教が背後にあります。
(と言う事で、この拙稚のblogで「BLUES」について歴史的な云々を書こうと思っておりますが、時々ネットで「ブルースが発展してジャズになりました」と書いてあるサイトを見かけるのですが、これは間違いでBLUESとJAZZは別々に生まれたモノで、JAZZはBLUESの影響をもっとも受け、それ以外の各音楽ジャンルにも影響を与えています)
---------広岡祐一---2011年9月23日記---------
PS:はたしてシリーズ化するのか?
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