「コンプリート・ギタリスト」 by ダック・ベイカー Vol.5
このデイビー・グレアムのアルバム「The Complete Guitarist」に収録されているルネサンス舞曲はOscar Chilesotte(音楽学者オスカル・キレゾッティ)による初期のリュート音楽の19世紀のコレクションの中に現れた「16世紀リュート舞曲集」からです。
彼の個性的で躍動感を持つ音楽的な一面が大きく感じられるのはいくつかのジャズ/ブルース・チューンで、特に「Blues for Gino」「Forty-Ton-Parachute」や「Lashtal's Room」は大変優れたオリジナル曲です。デイビーが呼ぶところの「Parachute」はラグ・タイム構成で書いたボビー・ティモンズ風のジャズ・ブルース。そしてもうひとつの傑出した曲「Sarah」も彼のアレンジで聴けます。
CDのボーナス・トラックには「DANCE FOR TWO PEPLE」からの3曲とアンソロジー・アルバム「BLUES GUTAR WORKSHOP」から友人であるスタン・ワトソンの曲です。
その他にデイビーはハイ・ストリング・ギターを2曲のスコットランド・チューン作品「Bloody Fields of Flanders」「Farewell to the Creeks」とフラメンコ・ギターでよく知られているアリア「Women of Ireland」で使用してワトソンのオリジナルの楽譜から彼は高音の繰り返しに不協和音を重ねた編曲は興味深く印象的です。聖歌「Happy Meeting in Glory」はバハマの偉大なギタリストであるヨセフ・スペンサーの曲のアレンジ。
2曲のボーカル曲は名盤「Folk Blues and Beyond」から「How Come You Do Me Like You Do?」と「When I Been Drinkin'」で、これらのボーカル・パフォーマンスは古くからの彼のスタイルで今では大変多くの他のプレイヤーにも影響を与えているのは明らかです。
それはデイビーのボーカルは単純明快で多くの白人ブルース歌手が黒人のように歌うような間違いを犯していないからです。
「私は誰が歌っていても自分が歌いたければ口を開くべきだといつも思っています」と彼が言ったように選択の基準や理由はありませんが過去の多くの優れた曲の演奏をためらいません。
最後に、
「Panic Room Blues」のオリジナルのバージョンは偉大なテナーサックス奏者のジョニー・グリフィンの指揮の下で13パートのオーケストラによってレコーデイングされていますが、デイビー・グレアムのような“パーフェクト”なギタリストはそれを1本のギターで演奏出来る能力を持っています!
by ダック・ベイカー(1999年)
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なんとか書き終えました。
他にもデイビー・グレアムの輸入CDから訳したライナー・ノートはあるのですが、これが一番わかり易いので載せてみましたが意味は理解出来るのではないかと。
こういった英文を訳してくれるソフトもあるのですがネット上の「機械翻訳」とレベルはあまり変わりません。医学や学術書向けのソフトはうん十万以上もするし翻訳家でもないのでそんなもんは買わん。
----------広岡祐一/2013/10/06記----------
このデイビー・グレアムのアルバム「The Complete Guitarist」に収録されているルネサンス舞曲はOscar Chilesotte(音楽学者オスカル・キレゾッティ)による初期のリュート音楽の19世紀のコレクションの中に現れた「16世紀リュート舞曲集」からです。
彼の個性的で躍動感を持つ音楽的な一面が大きく感じられるのはいくつかのジャズ/ブルース・チューンで、特に「Blues for Gino」「Forty-Ton-Parachute」や「Lashtal's Room」は大変優れたオリジナル曲です。デイビーが呼ぶところの「Parachute」はラグ・タイム構成で書いたボビー・ティモンズ風のジャズ・ブルース。そしてもうひとつの傑出した曲「Sarah」も彼のアレンジで聴けます。
CDのボーナス・トラックには「DANCE FOR TWO PEPLE」からの3曲とアンソロジー・アルバム「BLUES GUTAR WORKSHOP」から友人であるスタン・ワトソンの曲です。
その他にデイビーはハイ・ストリング・ギターを2曲のスコットランド・チューン作品「Bloody Fields of Flanders」「Farewell to the Creeks」とフラメンコ・ギターでよく知られているアリア「Women of Ireland」で使用してワトソンのオリジナルの楽譜から彼は高音の繰り返しに不協和音を重ねた編曲は興味深く印象的です。聖歌「Happy Meeting in Glory」はバハマの偉大なギタリストであるヨセフ・スペンサーの曲のアレンジ。
2曲のボーカル曲は名盤「Folk Blues and Beyond」から「How Come You Do Me Like You Do?」と「When I Been Drinkin'」で、これらのボーカル・パフォーマンスは古くからの彼のスタイルで今では大変多くの他のプレイヤーにも影響を与えているのは明らかです。
それはデイビーのボーカルは単純明快で多くの白人ブルース歌手が黒人のように歌うような間違いを犯していないからです。
「私は誰が歌っていても自分が歌いたければ口を開くべきだといつも思っています」と彼が言ったように選択の基準や理由はありませんが過去の多くの優れた曲の演奏をためらいません。
最後に、
「Panic Room Blues」のオリジナルのバージョンは偉大なテナーサックス奏者のジョニー・グリフィンの指揮の下で13パートのオーケストラによってレコーデイングされていますが、デイビー・グレアムのような“パーフェクト”なギタリストはそれを1本のギターで演奏出来る能力を持っています!
by ダック・ベイカー(1999年)
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なんとか書き終えました。
他にもデイビー・グレアムの輸入CDから訳したライナー・ノートはあるのですが、これが一番わかり易いので載せてみましたが意味は理解出来るのではないかと。
こういった英文を訳してくれるソフトもあるのですがネット上の「機械翻訳」とレベルはあまり変わりません。医学や学術書向けのソフトはうん十万以上もするし翻訳家でもないのでそんなもんは買わん。
----------広岡祐一/2013/10/06記----------
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